活動レポート
長野清泉女学院高等学校「手書き地図プレゼンテーション」に参加!
2023年12月22日
前回、長野清泉女学院高等学校2年生に手書き地図の授業をしてきたことを紹介しました。
時を経て、ついに善光寺周辺を舞台にそれぞれのグループが作った手書き地図が完成したそうです!
今回は、そのプレゼンテーションを聞くために、再び長野市に伺いました。
全部で18グループの発表でした。ipadで作成した手書き地図をポイントを押さえながら、フィールドワーク中にあった面白いことを思い出してツボに入りながら、、、発表してくれました。
高校生らしいターゲット設定や、切り口が多く、すばらいしクオリティの手書き地図がいっぱいできました。タイトルだけちょっと紹介すると。。。「観光客のための善光寺周辺のおやき大調査MAP」「推しとおでかけマップ!」「修学旅行におすすめ!3000円で楽しむ仲見世Map」「ケチ??マップ」などなど。
ここで紹介したいのですが、手書き地図アワードに応募していただく作品なので、発表は手書き地図アワード経由で紹介しますね。
ということで、参加した江村公式作家、赤津研究員、跡部研究員の3名のコメントで当日の様子が少しでも伝われば。
■江村公式作家
・自分たちが知りたいことを追求した結果、みんなも知りたい情報に着地していたのがよかった。
・中間の講評を素直に受け止めてくれてたのがとても嬉しかった
・「自分がどうか」で地図を作ったチームは説得力も実感も強くて、読み物としても面白かったし、情報としても価値があったし、一緒に回れた感じがしたのもとても良かった。
■赤津研究員
授業で手書き地図を作成すると決まった時、先生からのこんなお話しがあり心に引っ掛かりました。
「まじめの学生が多く、自分自身を表現したり全面に押し出すことに慣れてないかも・・・」
プレゼンテーションを聞いてそんな心の引っ掛かりはどこへやら。
授業のお尻の時間を忘れてしまうほど楽しませていただきました。
もちろん渾身の作品を上手にプレゼンテーションできたチームもあれば納得のいく完成には至らなかったチームもあったかもしれません。
しかし、各チーム一生懸命に街を歩き取材して見つけてきたきらりと光る良いネタが随所に見て取れました。
手書き地図の魅力は、書いた人の主観的視点で街を見る楽しさにあります。
今回の授業を通して自分自身を表現することの面白さに気がついてくれるといいな。
あ、アワードのご応募お待ちしてマップ!!
■跡部研究員
思った以上に面白い視点の手書き地図が多くて驚きました!
高校生だからお金が限られるので「ケチ」や金額縛りという視点。仲良しグループでフィールドワークしたからこそ、当日歩きながらあった楽しいエピソードが盛り込んでありました。「そうそう!こういう主観やみんなの感じたことを読みたいんだよね!」ということが実現されていて嬉しかったです。
また、テーマを決めて食べ歩きをして、しっかり比較をしながらも個人の意見を書いている地図など「さすが高校生!」という発表内容でした。実際、ぼくらもこの地図をみながら授業後おやき食べ歩きを行いました。
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高校2年生が手書き地図に取り組むのは始めての試みだったようですが、素晴らしい学びの経験になったのではないでしょうか?日常の学校周辺を捉え直して、表現した経験はこれからも活きてきそうです。
なによりも、ここまでサポートしてきた先生たちが素晴らしいと思いました。
最後に数少ない男子トイレを借りたときの写真です。先生たち頑張ってますね!一歩先に進めた授業だったのではないでしょうか?