活動レポート
あと100歩先の魅力を発掘!伊勢原マチナカMAPレポート
2017年11月08日
10月18、21日に伊勢原市にて、第2回目の手書き地図ワークショップを行いました!
今回作成するのは伊勢原マチナカMAP。
伊勢原駅北口周辺はお店も多く、詳細な地図もあるのですが、そこからほんの少し足を伸ばしたエリアは地図がなく、まだまだおもしろスポットが眠っている!ということで、新たな伊勢原の魅力を発掘すべくスタートしたワークショップ。
<1日目>
◎内容の濃い〜座談会!
昔から伊勢原に住んでいる方、京都から移住して呉服屋を営んでいる方など、それぞれ違う視点からの歴史やおもしろスポットの情報を出し合いました。
★こんな話が出ました★
・伊勢原中学校は昔、伊勢原市民と平塚市民が市をまたいで通う「組合立」という学区の学校で、市は違えどみんな仲良しだった!
・沼目という地区は昔は海のようになっていて、みんな舟を持っていた。
・なぜか魚屋さん、八百屋さん、呉服屋さん、木材屋さんなどの同じ業種のお店が固まっている。
・菊池商店という昔ながらの駄菓子屋さんがある。 etc
恐るべし伊勢原!前回に引き続き歴史や昔ながらの噂話が止まりませんでした!
<2日目>
◎雨にも負けず!フィールドワーク!
台風が近づいており、あいにくの雨模様でしたが、傘をさしながらのフィールドワーク。
昔ながらのお店がたくさんある町並みを眺めながら情報収集をしました。
◎倒れたクスノキが圧巻!大福寺。
お寺のくぐり戸のすぐ先に、何とも大きな大きな木が倒れているではありませんか!
伊勢原の天然記念物とされている大福寺の大クスノキ。倒れているのになぜか踊っているような、なんとも自由で表現豊かな木でした。
◎弓作りを間近で見られる!安田弓具。
伊勢原の名産である弓矢。お店の中で弓師の方が作り方などを丁寧に教えてくださいました。
弓矢は火鉢にある炭で炙って竹を曲げるように作っていて、なかなか良い竹が見つからないので山梨まで取りに行っているとのことです。
奥深い弓作り!
弓矢は1本1万円程度で、弓は1つ10万円くらいの値段だそうです。
初めて知る弓のお値段に大内研究員もびっくりでした。
◎伊勢原の名前の由来となった伊勢原大神宮。
江戸時代の初期にできた伊勢原大神宮。
「伊勢原」の名前の由来は、三重県の「伊勢」から来ていると言われ、伊勢神宮を分祀し、内宮、外宮それぞれの神様を祀っています。
「ひとりよりふたり」「ひとつよりふたつ」がテーマの紅白たまごが大神宮の中に。
縁結びの効果もありそうで、みんながさすっているからなのか、つるつるピカピカ!
私も念を込めてたくさんさすりました笑。
◎神社の目の前!旭せんべい。
創業大正元年という古くからのおせんべい屋さん。
奥様にお話を伺ったところ、昔はこの場所は料亭があった所で、お店の奥はには池があり、「船遊び」をしていたそうです。
経験したことはないですが、なんとも優雅そうな「船遊び」なるものに思いを馳せながら、おいしいおせんべいを堪能しました。
◎商品はお鍋!伊勢原競馬場跡地。
土地自体がすり鉢状になっており、今もその面影を残す競馬場跡地。客席や馬の走ったコースの様子を感じることができます。
軍隊の払い下げの馬で草競馬を行い、お鍋を商品にを楽しんでいたそうです。
◎日本昔話風の大山盛りご飯!とんかつ麻釉。
日本昔話風の山盛りご飯を食べられる!ということで、お昼ご飯にやってきたとんかつ麻釉。
ドドドーン!とそびえ立つ大山盛りご飯!
普段の主食はパンというお米離れ世代代表の大学生豪くんが大山盛り飯とマッチアップ!
なんと、見事にたいらげました!
大盛りのお米はなんと3.5合分もあり、通常の定食セット+100円でいただくことができます。ぜひ育ち盛りの若者たちには挑戦してもらいたいですね!
◎伊勢原のドン・キホーテ!なんでもあるよ豊田屋。
ここに来れば揃わない物はない!と皆さん太鼓判の豊田屋さん。
裏口と正面口があり、今回は裏口の倉庫のような入口から入店。
中に入ってみるとそこは雑貨の宝石箱や〜と思わず声を上げてしまいそうな店内。
日用品だったり、商品ではない不思議な物たちが所狭しと並んでいました。
伊勢原名物「せみ凧」があるかと思えば、ハエトリリボンがあったり。わらじがあったり。
良い意味でカオスな、1日中いても飽きなさそうなお店でした。
◎みんなでマップメイク!
今日周ったエリアの様子と、今回は周りきれなかった事前の座談会での情報も書き込みながら地図を作っていきます。
◎伊勢原マチナカMAP完成!
たくさんのおもしろ情報がぎっしり詰まった地図となりました!
手書き地図が作る『あと100歩』の可能性!
既に地図にもなっている中心地の商店街から、ほんの少し離れたエリアにフォーカスした今回のワークショップ。
今まで商店街までしか足を運ばなかった人が、今回作成する地図を見ながら「あと100歩」だけでも遠くまで歩いてくれれば、伊勢原のおもしろさを更に感じることができるのではと、新しい魅力発掘の手応えを感じる2日間でした!
あと100歩行くかどうか迷っている「うーん」な観音様(in 大宝寺)