活動レポート

連坊と書いて恋慕とも読む 青春をなぞる地図 仙台市連坊ワークショップ「チームもも組」レポート

2017年09月05日

<庭の美しい松音寺近くを歩く桃色チーム>

 

<大内研究員 地元凱旋ワークショップなのだ>
今回はWE PROJECT SENDAI のWE SCHOOL 地元イノベーションクラス 連坊・荒浜というプログラムに客員講師として手書き地図推進委員会が呼ばれ、仙台の皆様とワークショップをすることとなりました。WE PROJECT SENDAIの皆さんありがとうございました!

今回2日間にわたるワークショップですが、初日は我々の活動の説明をして、3チーム分けされたチームでそれぞれ今回作りたい地図のテーマを話し合います。
そして2日目は連坊の街をフィールドワーク、そしてマップメイクという工程です。

まずは大内研究員から手書き地図推進委員会について、このワークショップのねらいと効能のお話しです。大内研究員の地元は仙台です。まさに凱旋公演なだけに想いもひとしお。話に熱も入ります!
今回もスゴイことになりそうな予感。

さて、今回3つのチーム分けをしたのですが、それぞれ、研究員が分かれチームをサポート(という名の楽しくひっかきまわす役割)をします。

僕がご一緒したのは桃色チームです。このチームは桃色と命名するだけに参加者の方は女子大生や社会人1年目など若手女子が多い。(もちろん他の参加者はお兄様もおります。)
テーマを話すときに最初は連坊についてあまり知らないのでイメージできなく戸惑いもありましたが、明日は仙台一高の文化祭がある(一般の人も入場できる)こともあり青春ど真ん中の高校生に、青春とやらをおせっかいにも教えてあげよう!具体的には連坊の街をカップルでこう歩くといいんだぞっ!という、いわゆる大きなお世話ですが、女子の妄想フル活用したマップを作るプランになりました。

さて2日目。天気もとてもよくフィールドワーク日和です。朝集まりブリーフィングをして各チームに分かれ出発!

 

 

 

<フィールドワーク:きっちり秋晴れの連坊へ>
連坊地区は仙台市の若林区。 仙台駅から徒歩圏南東エリア方面に位置し、近年できた地下鉄東西線の連坊駅が最寄駅となります。この地区は松音寺をはじめお寺が多く、また仙台一高、仙台二華中・高校など多くの若い人が街を歩く文教エリアであり、また付近はのんびりとした住宅エリアでもあります。

<飽きない甘さで60年>

 

 

そんな街を我々はまず、地元で有名なケーキ、パン屋さんの大黒屋製菓さんに。
優しい顔のご主人の作る「飽きない甘さで60年」で連坊の地元やもちろん一高生OBOGご家族に絶大な人気の「がんつき」1個87円
これは黒糖味のいわゆる蒸しパンなのですが口当たりよく素朴な味で確かに美味しい!一高生の皆さんは牛乳とがんつきを食べて気合いを入れるとのこと。僕もお土産に買いました。

で、さらに老舗和菓子屋さん「菓子もりや」さんでも色々お話を伺いましたよ。で、お団子補給です。

<団子3姉妹>

さあ、いよいよ文化祭にいってみましょう


<今日は文化祭 一般公開の日でした>

ちょうどウォーターボーイズがプールで始まるタイミングでした。大人気でしたが、今回は残念ながら見送り。学生に色々ヒアリングしても見たほうがいいっすよ。と言ってたので次回は見よう

<仙台一高の応援団部 かっこいいぞ>

仙台一高の応援団は有名で学ランは代々着続けているとのこと。下駄もすごかった。学ラン着れますよと言われたけどもひるんで着なかったのは心残り。しかしかっこいいなあ。

<先生は静かに笑って迎え入れてくれました>

ワークショップに参加した斎藤さんの恩師で物理の先生を訪ねたところいらっしゃいました。
また偶然にも同級生もいらしてしばし邂逅。お互いの近況を確かめます。
僕は部外者ながら、とても素敵な時間を共有させてもらいました。先生と生徒の絆っていいですね。僕の高校時代の先生は元気だろうか(先生、川村は元気にやっております!)

 

一高を出て、さあ、現役高校生たちにレコメンドすべく、連坊エリア散歩デートコースを探します。

<青春とは目線を合わせることである>

 


<青春とはブランコの柵に浅く腰掛けることである ちなみにふりで持ってるカップはタピオカでワンカップではだんじてない>

 

<実際どうなの?現役にも聴いてみよう>
このエリアは公園が意外に多く、文化祭の夜の出し物のリハーサルをしていたりしています。
現役高校生によると駅ができたので、寄り道することもなく駅に向かうことが多いそう。そうか。。便利になったのはよいが、若者のデートと言えばとにかく歩くのが王道なのだ。
これは我々のマップ作成はさらに使命を帯びてきたぞとチーム一同さらに気合いが入ります。

 

<ここではもちろん「瀧くん!」ってやるよねー>

いやーーーいっぱい歩きました。いっぱい取材しましたね。さてさて、もどってきました。

<さあマップメイクです フィールドワークで感じた連坊。思いの丈を描いてみよう>

 

 

 

時間をぎりぎりいっぱい使ってみんなで描きました。(さらに泣きの5分の時間ももらって)
各チーム発表です。各チームみんないい。面白いのは同じ連坊エリアなのに、みんな違うマップになっています。魅力というのは画一的なものではなくて、感じる人についていくもの。そういうものですね。
さて桃色チームの発表は2番目。がんばってー!!

<みんなで楽しそうに発表していきます 青春の字がでかい!桃色チームのメガネを通して感じた連坊の魅力。みんなに伝わったよー>

 

 

 

 

 

 

 

<後日談 うれしかったこと>
ワークショップが終わって、我々研究員一同は仙台駅前でラップアップ反省会をビールを飲みつつ9月のカラッとした涼しい風に吹かれながらそれぞれの様子を話し合いました。本当に地元に関心を寄せ、かつ楽しもう、盛り上げようという気持ちの強い皆さんでした。山を登るのにもいろんなルートがありますが僕らのアプローチはまず、「誰かの日常は誰かの非日常」ということで、楽しむいろんな視点は一つではないよーということが感じていただけたらと思いました。
新幹線で帰ってからメッセージで今回のワークショップ参加した方数名から、「楽しかった、私の街でも描いてみようと思います」と言っていただきました。嬉しいねえ。描いたらぜひ送ってください。何が楽しい、美しい、スゴイと街を(通じて人を)感じているのか聴かせてね。ありがとう。

<みんなでいっぱい取材した、一つだけの地図 完成しました>

 

 

<またくるからね>

レポート:川村行治

投稿日:2017年09月05日

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