活動レポート
手書き地図推進委員会を設立しました
2013年11月05日
「手書き地図」は、作者の主観的視点を
追体験できるメガネです。
作者がその場所に見い出した価値や面白さを、ストーリーで伝えてくれます。
道具として利便性を極めた地図は、物理的に正しく、客観的に正しい情報を伝えます。
しかし、「手書き地図」は、現実にはあるが地図上では省略されているものがあれば、
縮尺さえも正しいとは限りません。主観的に書かれているところに魅力があるのです。
作者にとって、大事な情報は大きく情熱を込めて大きな存在になり、
見るべき価値がないと判断されたものは、地図上の世界ではもはや存在しません。
そのかわり「手書き地図」を手に取った人に、その場所での体験や
目に見えるものの意味までも変えてしまう力があるのです。
手書き地図推進委員会は、全国に埋もれてしまっている
作者の愛が感じられる「手書き地図」を紹介し、多くの人に知ってもらうことで
日本各地の土地固有の面白さやユニークさを発見してもらうことを目的として設立されました。
ゆくゆくは、「手書き地図」をWeb上で提供できるようにし、
手書き地図の濃さと、正しい位置情報によるナビゲーションという
アナログとデジタルの良いところの融合を実現させていきたいと思っています。
「手書き地図」の魅力に気付く人を増やし、
「手書き地図」を持ってその土地を訪れる楽しみ方を拡げられるように、尽力していきます。
2013年11月 手書き地図推進委員会一同